10万kmで交換しないと大損!壊れる前に知るべき6つの部品【旧車歴29年厳選解説】

壊れる前に知るべき6つの部品
愛車が10万km目前のAさん

10万kmまでに交換しておく部品はありますか?

たかまる

高額なエンジン本体の修理につながる部品から交換していくといいよ。

愛車がまもなく10万kmになろうとしていませんか?

走行距離が10万kmに達すると、各部品の耐久性がなくなりつつあるので修理箇所が増えてきます。しかし、細かい所すべてを直していては、予算がいくらあっても足りません。

部品交換の目安
タイミングベルトベルトにヒビがある
ウォーターポンプポンプから音がする
水漏れがある
ショックアブソーバー小さな段差で跳ねる
スパークプラグ電極が摩耗
イグニッションコイル加速が悪い
オルタネーターエンジンのかかりが悪い
ワイパーの動きが遅い
これだけは交換しておきたい部品6選

修理箇所が増えてしまうと、つい下取りに出して新しく買い替えたくなりますよね。

車は10万kmを超えてからが本番です。ローンも終わり、メンテナンスでよくなる醍醐味を味わえる時期でもあります。

そこで今回は現役41万kmのVWゴルフ2で経験してきたことをもとに、最低限これだけは交換しておきたい部品にしぼって紹介していきます。

この記事を読むと移動手段としての機能を維持しながら愛車に長く乗ることができます。

ぜひ最後までご覧いただき、あなたの愛車を長持ちさせるための参考にしてください。

この記事を書いた人

たかまるはFP✕旧車歴29年
旧車歴29年|VWゴルフ2オーナー|サビ・キズ・故障はできるだけDIYでやっつけるなど、維持費削減も忘れません|FP3級・簿記3級取得|特技:家計管理|コスパよく車を維持するための視点で記事を発信中

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10万kmが近づくと「走る」「曲がる」「止まる」部品のそれぞれにガタが出る

10万km目前のメーターパネル

車の基本動作は「走る」(加速・駆動)、「曲がる」(旋回・ステアリング制御)、「止まる」(制動・ブレーキ)です。

10万kmに近づくと、走る、曲がる、止まる部品のそれぞれに摩耗や劣化による不具合が出てきます。

長く乗り続けるためには、10万kmを目前に定期的なメンテナンスが必要です。

これだけは交換しておきたい部品6選

30万kmでエンジンオーバーホール中のVWゴルフ2

10万km目前の車に長く乗るためには、少なくとも以下の6つ部品を点検する必要があります。

部品部品が劣化または破損すると
タイミングベルトエンジンヘッドあけて修理
エンジン本体載せ替えも
ウォーターポンプオーバーヒート
ショックアブソーバー乗り心地が悪い
段差でしばらくゆらゆらが続く
ブレーキの制動距離伸びる
スパークプラグエンジンのかかりが悪い
燃費が落ちる
イグニッションコイルエンジンのかかりが悪い
燃費が落ちる
オルタネーター発電不良でエンジンが止まる
これだけは交換しておきたい部品6選

駆動系や冷却系の部品が劣化すると、エンジンの動作が悪くなり、最悪レッカーを呼ぶ致命的な故障につながります。

6つの部品の中でも特に気をつけたいのはタイミングベルトウォーターポンプです。

高額なエンジン本体の修理につながるからです。

その1:タイミングベルトが切れないうちに交換する

27万kmで2回目のタイミングベルト交換

現在では多くの車がタイミングチェーンを採用しており、タイミングベルトを使用している車は少なくなっています。

タイミングチェーンは耐久性が高く、基本的に交換不要とされています。

ただし、旧車や一部の車ではタイミングベルトが使われているため、10万kmの前に交換することが必要です。

タイミングベルトは早めの交換がよい理由

タイミングベルトはエンジン内部でピストンとバルブの動きを合わせる役目があります。

タイミングベルトはゴム製なので10万kmあたりで亀裂や摩耗が見られるようになります。

タイミングベルトが切れてしまうと、エンジン内部でピストンとバルブがぶつかってしまい、空気の圧縮や排気ができなくなるのでエンジンが停止。

図解:バルブ損傷イメージ

バルブを破損させたら2度とエンジンはかかりません。

エンジンヘッドを開け、バルブやピストンだけの交換で直ればまだよい方です。

最悪の場合、エンジン本体の載せ替えになることもあります。

タイミングベルトが切れてしまうと、レッカー搬送のほか、愛車に1ヶ月程度乗れなくなるので早めの交換をおすすめします。

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その2:ウォーターポンプ交換でオーバーヒートを防ぐ

ウォーターポンプはエンジンを適正な温度に保つ役目をもっています。冷却水をエンジン内に循環させ、エンジンが必要以上に熱くならないように保ちます。

しかし、ウォーターポンプのベアリングが摩耗してうまく回らなかったり、パッキンが劣化して水漏れを引き起こすと、冷却水漏れや異音を発生させます。

始めはじわじわ漏れていた冷却水も放置すると冷却機能が低下し、突然オーバーヒートになってしまいます。

タイミングベルトといっしょに交換する理由

ウォーターポンプはタイミングベルトと同時に交換するのが一般的です。

ポンプはタイミングベルトで駆動されています。後から交換するとまたベルトを外す必要があるので、二重に工賃がかかるからです。

最近の車は電動式ポンプが採用されており、エンジンとは別に制御されています。

そのため電動ポンプ搭載車では、故障の兆候としてエンジン警告灯の点灯水温計の異常な上昇で見つけることができます。

冷却系のトラブルは車にとって致命的なダメージを与える可能性があるため、10万kmを前にウォーターポンプの交換を検討してください。

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その3:ショックアブソーバーの交換で乗り心地をよくする

10万kmを超えた車では、エンジンや燃料系の部品だけでなく、足回りにも注意が必要です。

足回りは車の乗り心地や安全性に直接関わるため、10万km手前で交換することで快適なドライブを維持できます。

ショックアブソーバーは路面の凹凸による衝撃を和らげる役割があります。

新品は適度な弾力があり、車の安定性を保つことができます。

しかし10万kmを超えると、オイルやシールが劣化し、衝撃を十分に吸収できず乗り心地が悪くなります。

劣化すると以下のような症状が現れます。

【ショックが劣化した状態】
  • 乗り心地が悪い
  • 小さな段差でも車が大きく揺れる
  • ブレーキ性能の低下、停止距離が長くなる
  • コーナリングで安定しない
  • カーブで車が傾きやすい
  • 段差のたびに「ギシギシ」・「バタン」といった音がする

特に雨の日や高速道路では、制動距離が長くなり、スリップのリスクが増すので注意が必要です。

10万kmが見えてきたら、ショックアブソーバーの点検を行い、オイル漏れやへたりが見られる場合は交換を検討してください。

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その4:スパークプラグ交換で燃焼効率の低下を防ぐ

エンジンに必要なのは、空気、ガソリン、そして強い火花です。効率よく電気を供給できれば、エンジン性能が上がり、燃費も良くなります。

スパークプラグはエンジン内部で燃料に火をつける役目があります。

スパークプラグの電極の芯が減って、うまく火花が飛ばないと燃焼効率が低下します。エンジンのパワーが落ちたり燃費が悪化したりする原因になります。

【スパークプラグの寿命と交換の目安】
  • 一般プラグ 2~3万km
  • イリジウムプラグ 10万km
  • 白金プラグ 10万km

ただし10万km目前だからといって使えないことはありません。

しかし、気づかないうちに火花が弱くなり、特に冬になると、エンジンのかかりが悪くなります。さらに劣化したスパークプラグを使い続けると点火ミスが増えて加速が鈍くなったり、エンジンの不調が見られるようになります。

燃費が以前より悪くなったと感じたら、スパークプラグの交換を検討してみてください。

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その5:プラグと同じくイグニッションコイルも要チェック

イグニッションコイルは、電圧を高めてスパークプラグに電気を供給する役目をもっています。

イグニッションコイルが劣化すると、プラグが正常に点火せず、エンジンがスムーズに動かなくなることがあります。

【コイルの劣化症状】
  • アイドリングが不安定
  • 加速がもたつく
  • 燃費が悪化
  • エンジンチェックランプの点灯

特に点火ミスが起こると、走行中にガクガクとした振動を感じ、車全体が震えるのでけっこう怖いです。

イグニッションコイルはスパークプラグと同時交換が理想です。

スパークプラグが摩耗するとコイルが電気を供給しようと頑張るので、余計にコイルの劣化を早めてしまいます。

このようにプラグとコイルはエンジンの始動や燃費に直結する部品なので「最近、燃費が悪くなったな」と感じたら、同時に交換することをおすすめします。

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その6:オルタネーター交換でバッテリーも長持ちに

ブラシを交換するだけでも電力供給がよくなる

オルタネーターはエンジンの動力を使って電気をつくる役目があります。

オルタネーターのブラシが摩耗して、接触が悪くなると、バッテリーに充電されにくくなります

オルタネーターのブラシ
摩耗したブラシ上部

電圧計があればよいのですが、標準で装備されている車はなかなかありません。

知らず知らずのうちにオルタネーターが劣化していくと、バッテリーの電気がなくなり次第、車が動かなくなります。

オルタネーターが劣化すると、次のような予兆があります。

【オルタネーター劣化の予兆】
  • ヘッドライトが暗くなる
  • アイドリング時にライトの明るさが不安定
  • メーターパネルの警告灯が点灯
  • エンジンの始動が悪い
  • パワーウインドーの開閉が遅い
  • ワイパーの動きがいつもよりゆっくり
  • 走行中、突然エンジンが止まる

10万kmに近づくと、オルタネーター内部のベアリングが摩耗し、発電効率が低下します。

走行中にバッテリー警告灯が点灯した場合は、早めにオルタネーターの電圧を点検し、低下していれば交換してください。

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まとめ:修理費が高くなりそうな部品から優先的に交換するのがよい

41万km超えのゴルフ2エンジンルーム

ここまで10万kmを前に交換すべき部品について解説してきました。

最後に今回紹介した6つの部品をおさらいしておきましょう。

部品交換の目安
タイミングベルトベルトにヒビがある
ウォーターポンプポンプから音がする
水漏れがある
ショックアブソーバー小さな段差で跳ねる
スパークプラグ電極が摩耗
イグニッションコイル加速が悪い
オルタネーターエンジンのかかりが悪い
ワイパーの動きが遅い
これだけは交換しておきたい部品6選

これらの部品を適切なタイミングで交換することで、愛車に長く乗り続けることができます。

オイル交換ごとに定期点検を行いながら、少しでも違和感を感じたら早めの交換を心がけましょう。

ここまで解説しましたが、「この部品も交換すると良い」「自分の車ではこんなトラブルがあった」など、みなさんの体験や意見があればコメント欄でお寄せください。

この記事が愛車のメンテナンスのお役に立てたならとてもうれしいです。次回もカーライフが楽しくなる内容をお届けします。

最後まで見ていただいてありがとうざいました。今日もすばらしいカーライフを!

ブログのサーバーはConoha、テーマはSWELLをつかっています。

 

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