




初めて試乗しに行きます。気をつけることはありますか?



ハズレの車を買わないためにも試乗の流れとチェックリストをおさえておこう。
- 初心者が試乗で気をつけること
- 試乗前、試乗中、試乗後にチェックすること
車を値段や外観だけでふわっと選ぼうとしていませんか?
「旧車の試乗はどうしたらいいんだろう。ただ運転するだけではだめなの」って思うかもしれません。
管理人は外観とスペックだけで旧車を選んでしまい、ドライブの時間よりも修理の時間が長くなり、途方に暮れたことが何度もあります。
そこでこの記事では試乗する前・試乗中・試乗後のチェックリストを作成し、見逃してはいけないポイントをまとめてみました。
- 運転する前
- ボディの状態
- エンジンのまわりオイル漏れ
- 内装の汚れやヘタリ
- 運転中
- 走行前 エンジンを1度切る
- 走行中 まっすぐ走るか
- 信号待ち アイドリングが安定しているか
- 運転した後
- 商談中か
- 整備ポイントの優先度
- 見積もり
この記事を読むことで試乗に必要なチェックポイントがわかり、状態のよい車を選ぶことができるようになります。
車選びで初めて試乗する方はぜひ最後までご覧ください。


【たかまるはFP✕旧車歴28年】
旧車が好きで個人売買で出会ったゴルフ2に28年乗り続けています。ファイナンシャルプランナーを取得したことでコスパを考えて旧車生活を楽しむようになりました。
好きな車を見ているだけで幸せですが、それなりに維持費がかかります。
このブログでは旧車を所有している方、これから乗りたい方のためにコスパ・タイパを考えた記事をお届けしています。
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試乗では 運転前、運転中、運転後の3つの場面にわけてチェックする


試乗のチェックリストは3つの場面で構成されています。
- 運転する前
- ボディ・エンジン・車内の点検
- 運転中
- 走行前・走行中・信号待ち
- 運転した後
- 商談中か・整備費用・見積もり
チェックリスト1 運転前


3つのチェックリスト1つめは「運転前」です。ボディ、エンジンルーム、室内を点検していきます。
ボディ:塗装のクリア剥がれ、下回りの錆を見る
運転前にやることはボディのチェックです。気になるところを動画や画像で残しておきましょう。
- 塗装面の傷、ゆがみ、クリア剥がれはないか
- 回りやドアの下部にサビはないか
- タイヤの溝はあるか


塗装面のゆがみは板金塗装をした可能性があります。


年式の古い車になると下回りから錆びてきます。


タイヤの溝を確認する
スリップサインが出ていて、タイヤの溝がないと購入後すぐにタイヤ交換をする必要があります。溝がない場合はタイヤの交換費用も予算に入れておきましょう。
見えるところよりも下回りのサビは特に気をつけたいポイント。
錆が進むとボディの強度にも影響しますし、修理費用は塗装だけと比べて高額になります。
エンジンルーム:オイル、冷却水漏れをチェック


外観のチェックが終わったらボンネットを開けてみましょう。



エンジン見てもあんまりわかんないなぁ。



オイルや冷却水が漏れたあとを探すだけでも十分チェックできているよ。
- オイル漏れはないか
- ホースなどのゴム系パーツにひびがないか
- 冷却水の垂れたあとはないか


オイル漏れを確かめる
まれにじわっとオイルがにじんでいる箇所があります。
オイルが垂れていなければそのまま乗り続けることもできますが、気になるようでしたら、スタッフさんに声をかけて整備が必要か尋ねてみましょう。
室内:スイッチ類、シートのヘタリ、雨漏りをチェック


エンジンルームのチェックが終わったら室内のチェックにうつります。



後部座席から始めると車内を見渡せるので点検しやすいよ。
ペンライトがあると奥まで照らせるので便利!
- ウインカー、ワイパーレバーなどのスイッチ類が正しく動くか
- シートのヘタりはないか
- ヘッドライニング(天井)、ドア内張りに雨漏りのあとはないか


スイッチ類の不具合を確かめる


雨漏りしてないかのチェック
雨漏りのあとは錆が進む原因になります。納車前に雨漏り箇所を修理できるか検討しておきましょう。
チェックリスト2 運転中


3つのチェックリスト2つめは「運転中」です。
いよいよ試乗に入ります。運転中のチェックリストとして「走行前」「走行中」「信号待ち」の3つの場面で解説します。
走行前:エンジンのかかり具合、アイドリングの振動を感じとる


試乗前にスタッフさんが車を運んできてくれます。そのまま走っていきたいところですが、エンジンをいったん切ってみましょう。
エンジンのかかりが悪い場合、スターターモーターやスパークプラグ、バッテリーが弱っている可能性があります。
理想は一発始動です。
走行中:真っ直ぐ走るか、きしみ音がないかチェック


試乗の最も中心的な場面です。
当たり前なのですが一部のコレクターは除いて車をながめている時間よりも、車を運転している時間が長いです。
つまり、同じ不具合でも運転中に感じたことは乗り続けている間ずっと気になるので、運転中のチェックは重要になるわけです。
運転中は次のチェック項目を思い出してください。
- ハンドルを軽くにぎってまっすぐ走るか
- 加速、ブレーキの効きは予想どおりか
- スピードメーターはスムーズに動いているか
- 段差の通過で車体からきしみ音が出ていないか
- 交差点を曲がるときに車体は安定しているか
明らかに左右に寄ってしまうなら、ホイールアライメントが必要です。
値段を下げてもらう材料にするか、そもそも選択から外します。
信号待ち:アイドリングの安定をチェックする


- アイドリングが安定しているか
- ハンドルからの振動が気にならないか
- アイドリング中マフラー音が気にならないか
ここで感じた異音・不具合は部品の交換で改善することがあります。
アイドリングが不安定な場合、余計な空気を吸っていたり、アイドルスタビが故障していることが考えられます。違和感があればあとで相談してみましょう。



アイドリングが安定しないってどうやって見分けるんですか?



アイドルスタビが壊れているとエンジンの回転数が安定しないよ。



止まっていてもタコメーターが上下にブレるなら整備対象だね。
チェックリスト3 運転後


3つのチェックリストの最後は「運転後」です。
- 試乗した車が商談中であるか
- 試乗で気になった整備費用はおよそどれくらいか
- 見積もりを出してもらえるか
試乗した車が商談中であるか聞いてみましょう。ライバルがいると売れてしまう可能性があるからです。
また、整備費用を含めた見積もりを取れば、購入後も安心して乗り出せます。



気になるところがいっぱいあると予算オーバーになりそう。



迷ったらどの整備が先か相談してみて。
まとめ:試乗で気になったところは画像や動画で記録しておく


試乗のチェックリストは3つあります。
- 運転する前
- ボディの状態
- エンジンのまわりオイル漏れ
- 内装の汚れやヘタリ
- 運転中
- 走行前 エンジンを1度切る
- 走行中 まっすぐ走るか
- 信号待ち アイドリングが安定しているか
- 運転した後
- 商談中か
- 整備ポイントの優先度
- 見積もり
- 運転前、運転中、運転後の3つの場面で入念にチェック
- 気になるところは画像や動画で記録しておく
- チェックだけで終わらず、整備費用も含めた見積もりで判断する
前もってチェック項目を知っておくことで価格交渉が可能になります。
納車までの予算を立てやすくなり車選びがスムーズになります。
まずは検索して候補をたくさん出してみることから始め年式や走行距離、車の状態からしぼってください。
少なくとも3台は試乗してお気に入りの1台を見つけていきましょう。
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クルマ購入の前に予算を立てることも必要。
以下の記事では年収300万円を想定した予算の立て方を「生活苦にならないための方法」で詳しく解説しています。こちらの記事と併せてぜひ参考にしてください。


最後まで見ていただいてありがとうざいました。今日もすばらしい旧車らいふを!
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