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こんにちは たかまるです。旧車が好きでゴルフ2に28年間乗り続けています。
ファイナンシャルプランナーを取得したことがきっかけでコスパを考えた旧車生活を楽しんでいます。
車は維持管理コストがかかります。このブログではこれから旧車に乗ろうとしている方や旧車に乗り始めた方に向けてコスパ、タイパを考えた記事をお届けしています。
POR15でサビを補修すると何年くらいもつんですか?
5年後に調べてみたら、
まだ大丈夫でしたよ。
愛車の錆対策でお困りではありませんか?
ボディの目立つところにできてしまうと、パテで整形、研磨、塗装など修復に時間がかかります。
錆問題を安く抑える方法は、DIYによる防錆塗料POR15がオススメです。
錆取りとは異なり、大がかりな作業が不要です。独自の特許技術で錆びた部分に塗れるので、手軽に対策ができます。
管理人は旧車歴27年の間、POR15でおよそ10箇所の錆対策をしてきました。
少なくともゴルフ2で5年の耐久性を確認しています。
板金塗装を依頼するときれいに直りますが、出費がかさみますよね。
POR15を塗れば最低でも5年は錆の進行を止めることができるので、板金塗装までの時間かせぎができますし、DIYができればパテ盛り、整形、塗装できれいに直せます。
この記事ではPOR15の使い方をゴルフ2のドアを使って具体的に解説していきます。
この記事を読めば、POR15を使った補修の一連の流れがわかり、作業工程をイメージしやすくなります。
DIYで錆補修を考えている方はぜひ最後まで見ていってください。
- POR15で本当に錆が止まるか
- POR15の防錆はどれくらいもつ?
- POR15の作業工程について知りたい
- 作業に必要な道具について知りたい
旧車につけたい装備の第2位は「防錆塗装」だった
WEB CARTOPの調査では、旧車オーナーがつけたい装備ランキングの第2位は「防錆塗装」だそうです。(引用: WEB CAR TOP )
それだけ錆対策に必要性を感じていることが言えます。
車の内側には防錆剤が塗られているとはいえ、車が置かれている環境によっては錆が進行していきます。
目立たないところにできる錆ほど広がりやすく、気付いたときには穴が空いてしまい高額な板金代がかかります。
気付いたときにこまめに処理しておくとあとの補修が楽になります。
POR15で補修する工程
POR15で補修する工程を解説していきます。
錆の補修をする前に3つの準備が必要です。
準備①錆の状態を見る
準備の1つめは、「錆の状態を見る」です。
作業に入る前に錆の状況を確認してみましょう。錆がふくらんでいたり、錆汁が垂れていたりしていませんか?
錆がどこまで進んでいるか確認すれば、あとで余分な作業をしなくてすみます。
鉄が水や空気に触れ、表面が酸化することで発生する錆を赤錆と言います。自転車のチェーンに見られるのがこの赤錆です。
一方黒い錆を黒錆といい、黒錆になれば赤錆が入りにくく、黒錆に表面を覆われると、赤錆が内部まで侵食しないという特長があります。(出典:いまさら聞けない!サビの種類あれこれ)
準備②材料、道具を用意する
準備の2つめは、「材料、道具を用意する」です。
工具/材料 | 名称 | 数量 |
---|---|---|
材料 | POR15 クリア 100ml | 1 |
紙コップ 2枚重ねると安定します | 1 | |
絵筆 ぺんてるネオセーブル | 1 | |
サンドペーパー 600番〜800番 | 2 | |
工具類 | 内張りはがし | 1 |
マイナスドライバー | 1 | |
ラップ | 1 | |
ウエス | 1 | |
ゴム手袋 必ず使用します | 1 |
ゴム手袋の必要性について知りたい方は「やってはいけない5つの注意点」で詳しく解説していますので、よかったら参考にしてください。
準備③マニュアルで手順をイメージする
準備の3つめは、「マニュアルで作業手順をイメージする」です。
ドア室内側の錆補修は、内張りを外す作業が加わるのでサービスマニュアルで一通り流れをイメージしておきます。
20年前に8,000円程度で買えていましたが、すでに廃盤になっているため、中古でもけっこうなお値段になっています。
POR15 補修の実際
大きく分けて5つの工程になります。
- 内張り外し
- 錆の状況確認と錆落とし
- POR15塗布
- 乾燥
- 内張り取り付け
①内張り外し
ベントレーサービスマニュアル「13章 BODY AND INTERIOR 22ページ」によると、内張りの外し方の解説があります(図5-1 フロントドアトリムの全体図。リアドアは同様)。
以下の手順で外していきます。
- ドアロックピン(ガイドピース)
- パネル固定ネジ4本(パネル横)
- ドアハンドル(トリムピース外してから)
- ウインドウクランクハンドルの角度を画像で撮っておく
- ウインドウクランクハンドル(トリムピース外してから)
- 内張り
- スロットインナースクレパー左リア交換(ついでに割れていた部品を新品に交換します)
ネジの位置は左右に2箇所
内張りはがしでトリムピースを外す
②錆の状況確認と錆落とし
③POR15塗布
錆落としが終わったらPOR15の準備に移ります。
7つの工程になります。
- 容器から紙コップへスプーンで適量移す
- 容器の縁をウエスで拭き取り
- 容器のフタをする
- 絵筆で1回目の塗布
- 乾燥3時間
- 絵筆で2回目の塗布
- 完全硬化まで6時間
錆が盛り上がっていて崩れそうな部分をワイヤーブラシで取り除きます。
サンドペーパーの600番で軽くならします。
錆がうっすら残っている方が効果的です。
POR15を紙コップに移し替える
POR15の準備として、紙コップ、絵筆、スプーンを用意します。
POR15 を移し替えるときにスプーンを使わないとこのようにフタが開かなくなります。
フタがあかなくなったので、小瓶に移し替えて保存しています。
絵筆で薄く塗っていく
スロットインナースクレパーも外したところ。はまっていた部分も錆が進行していました。
絵筆で薄く塗っていきます。
画像ではだいぶ垂れていますね。
4時間乾燥させ、スクレパーを取り付ける
4時間乾燥させた後、スロットインナースクレパーを差し込みました。
翌日にドアの内張りをはめていきます。
④乾燥(硬化まで6時間)
説明書には「硬化まで6時間程度」と書いてありますので、内張りの取り付けは翌日にしたほうが無難です。
⑤内張り取り付け
以下の手順で取り付けていきます。
- 白いパネル保持クリップが2箇所ついているか確認(ドア下部左右に1つずつ)
- 内張りをクリップに乗せ、そっとスロットインナースクレパーにはめ込む
- パネル横の固定ネジ4本をしめる
- ロックピンのガイドピースをはめる
- ドアロックピンを回しながらしめる
- ドアハンドルをネジ2本でとめる(トリムピースつける)
- ウインドウクランクハンドルの元の角度元に合わせてとめる(トリムピースつける)
POR15は5年後も崩れることもなく頑丈だった
5年後どうなったか
5年後の2024年、ドアの内側はどうなっているか、ドアパネルを外して錆の進行具合をチェックしてみました。
2019年、2024年の写真で錆の色、広がりを比較するとほぼ同じことがわかります。
画像でなかなかお伝えにくいのですが、補修したところを指で押したところ、崩れることもなくまだ頑丈でした。
まとめ:塗布後5年たっても錆の広がりはなく、頑丈だった
錆対策を放っておくとパテで整形、研磨、塗装などに時間がかかります。
板金塗装を依頼するときれいに直りますが、出費もかさみます。
錆問題を安く抑える方法はPOR15を錆に塗布することでした。
POR15は手袋を使う、使う分だけ移し替える、3時間後に2度目を塗るなどのこつを知るだけで簡単に補修できます。
【補修の工程】
- 内張り外し
- 錆の状況確認と錆落とし
- POR15塗布
- 必ず手袋を着用
- 容器に使うだけ移す
- 3時間後に2度目を塗る
- 乾燥 6時間で完全硬化
- 内張り取り付け
よく使っている材料や道具はこちらです。よかったら参考にしてみてください。
POR15 クリア 100ml
内張りはがし
絵筆ぺんてるネオセーブル 毛が抜けにくいものを選んでください
サンドペーパー 600番〜1000番
ゴム手袋 手につくと3日間は跡が残りますので必ず!
次回も旧車生活をより豊かにする情報をお届けします。
最後まで見ていただきありがとうざいました!
今日もすばらしい旧車らいふを!
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