カーローン本当はいくら借りたらいい？100万,150万,200万の支払い額をFPがシミュレーションしてみた

マイカー購入でどれくらいローンを組もうかお悩みではありませんか？
車購入額の平均８割をローンで買っているからこそ、月々の支払いや支払い総額にも目を向けたいところ。

マイカー購入金額の総額は全体平均で205.1万円となり、そのうちマイカーローンを利用した金額は同162.4万円となりました。
マイカー購入金額の総額に対するローン利用率は全体で79.2％となり、マイカー購入者は総額の約８割をローンでまかなっていることがわかりました。

北海道ろうきんマネーLABOより

管理人は「ゴルフ２が早く欲しい！」が優先してしまい、シミュレーションせずにローンを組んでしまった苦い経験があります。実は金利差が1％違うだけでも支払い総額が大きく変わってきます。

金利	1％	5％	10％
月額	34,000円	37,000円	42,000円
支払合計	2,051,500円	2,270,458円	2,558,225円
利息合計	51,500円	270,458円	558,225円

払わなくていいお金は払いたくないですよね。

そこでこの記事では100〜200万円のローン借り入れを想定し、金利によってどれくらい返済額が変わってくるのか試算していきます。
この記事を最後まで読むと、銀行系の優遇金利で借りた方が最大約50万円得することがわかります。マイカーローンを組もうとしている方はぜひ最後までお付き合いください。

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借り入れ額を100、150、200万で試算する

シミュレーションの前に借り入れ額を設定します。平均的な中古車の金額、借り入れ期間を考慮します。
2023年５月の産経新聞ニュースで「中古車落札価格が下落　122万円台から89万円台に」なったことが話題になりました。中古車価格100万円前後だったことがわかります。

中古車オークション運営大手ユー・エス・エスによると、平均落札価格は、過去最高だった昨年9月の122万円台から今年3月は89万円台となった。

産経新聞　2023/5/5(金) 15:53配信【中古車落札価格が下落　122万円台から89万円台に】

そこで中古車オーション価格80万円に諸費用20万円をプラスした100万円をはじめとし、借入額を150万円、200万円と3パターンで試算してみます。
借り入れ条件は、期間を5年、頭金なし、ボーナス併用なしでいきます。

銀行系優遇金利0.8％で200万円借りると支払い総額は2,040,922円

銀行系カーローンの特長は金利が低いことにあります。預貯金の条件や給与口座にしていることで優遇金利で借り入れができます。（詳細は各行 ちばぎん、群馬銀行、栃木銀行、横浜銀行、常陽銀行 を参照）
借り入れ額で比べるとその差はどれくらい変わるのでしょうか。

100万円を借りると支払い総額は1,020,446円

借入額を100万円として５年間（60回払い）の分割払い、ボーナスなし、頭金なしで借りたの支払額、利息、金利を試算してみます。まずは100万円から。

【借入額　100万円の場合】

月々の支払い　17,000円
利息合計　　　20,446円
支払合計　 1,020,446円

150万円を借りると支払い総額は1,531,279円

【借入額　150万円の場合】

月々の支払い 25,000円
利息合計　　 31,279円
支払合計　1,531,279円

200万円を借りると総額は2,040,922円

【借入額　200万円の場合】

月々の支払い 34,000円
利息合計　　 40,922円
支払合計　2,040,922円

信販系の金利8％で200万円借りると支払総額は2,440,582円

100万円を借りると支払い総額は1,220,272円

【借入額　100万円の場合】

月々の支払い 22,000円
利息合計　　220,272円
支払合計　1,220,272円

150万円を借りると支払い総額は1,8330,427円

【借入額　150万円の場合】

月々の支払い 30,000円
利息合計　　330,427円
支払合計　1,830,427円

200万円を借りると支払い総額は2,440,582円

【借入額　200万円の場合】

月々の支払い 40,000円
利息合計　　440,582円
支払合計　2,440,582円

ここで注目したいのは利息の合計です。借り入れ期間や金額が増えるほど、利息に払う額は大きくなります。利息合計440,582円は決して安い金額ではないですね。

無理のない返済をするためにも頭金を入れたり、ボーナスを併用したりすることを検討してください。
参考までに200万円を次のような金利で借りたときの支払いシミュレーションを表にしてみました。
支払いの目安として参考にしてください。

金利	1％	5％	10％
月額	34,000円	37,000円	42,000円
支払合計	2,051,500円	2,270,458円	2,558,225円
利息合計	51,500円	270,458円	558,225円

表のとおり、銀行系の優遇金利1％と信販系金利10％では約50万円もちがいます。
家族旅行ができそうな額ですね。
支払いを節約したいなら、銀行系マイカーローンを選ぶことをおすすめします。
ところで、金額を自由に変えてシミュレーションしたい方に向けてお知らせです。
金融庁の借金シミュレーターをご存知ですか？
金融庁の借金シミュレーターは、ボーナス併用を組み入れたり、金利と借入額を自由に変更したりできるので便利です。
カーローンを契約する前にぜひ参考にしてみてください。

金融庁　借金シミュレーターはこちら

まとめ：支払額を減らしたいなら銀行系ローンがおすすめ

ローンの支払額を減らしたいなら銀行系ローンがおすすめです。

・信販系金利10％よりも銀行系金利1％の返済額の方が約50万円も安い
・信販系カーローンよりも銀行系カーローンの金利が安い

今回はローン金利と支払総額について解説してきました。
金利も考慮してご自身の予算に合ったローンを組むのが一番です。

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カーローンを組もうとしている方は、適切な借入先も見つけたいところ。
以下の記事では低金利で貸し付けをしている銀行、信販系ローンについて、「低金利カーローンランキング」で解説しています。カーローンいくら借りるの記事と併せて参考にしてください。

次回もカーライフが豊かになる記事をお届けします。

最後まで見ていただいてありがとうざいました。今日もすばらしい旧車らいふを！