【初心者向け】年収300万の車選び:生活が苦しくならない予算の立て方3ステップ

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【年収300万円のクルマ選び】生活が苦しくならない予算の立て方3ステップ
車購入予定のAさん

車を買うとどれくらいの費用がかかるんだろう?

たかまる

ランニングコストを知っていますか?
購入費用だけで予算を立てると生活が苦しくなります。

このような方に向けて記事を書いています
  • 生活費を考えた車選びをしたい
  • 毎月や年間にかかる車の維持費はおよそいくらか

「ほしい車は決まったんだけど、ローンの他に維持費っていくらかかるんだろう?」と思ったことはありませんか?

実は本体価格以外にも隠れコストがあって、これを見積もらないで買ってしまう人がいます。車にかかるメンテ費用を試算しておかないと毎月の支払いが厳しくなります。愛車のせいで日々の生活が苦しくなるのは避けたいですよね。

そこでこの記事では生活費を考えた車選びができるように月々のランニングコストを見積もり、具体的に年間どれくらい必要になるかを解説していきます。

この記事を読むことで月々の支払いが予算オーバーにならない方法がわかり、結果として家計に負担をかけずに車を使うことができます。

特に車選びが初めての方はぜひ最後までご覧ください。

たかまるは旧車歴28年

旧車が好きで個人売買で出会ったゴルフ2に28年乗り続けています。ファイナンシャルプランナーを取得したことでコスパを考えて旧車生活を楽しむようになりました。
好きな車を見ているだけで幸せですが、それなりに維持費がかかります。
このブログでは旧車を所有している方、これから乗りたい方のためにコスパ・タイパを考えた記事をお届けしています。

目次
生活が苦しくならない予算の立て方3ステップ

生活が苦しくならないような車選びをするためには、次の3ステップで予算を立てることが大切です。

【車の予算 3ステップ】
  1. 月々の費用はいくら把握する
  2. 年間のランニングコストを月割りにする
  3. 月々に支払う額を実際に計算する

生活費を考えた車選びをするための具体的な方法を解説してきます。

ステップ1 月々に支払う額はランニングコスト(毎月と年間)の合計として把握する

月々に支払える予算を考える時に、ローン返済やガソリン代のような「毎月のランニングコスト」と自動車税や車検代のような「年間のランニングコスト」を合わせていきます。ランニングコストとは車を所有するだけで発生する費用のことです。

ローンの返済やガソリン代だけで予算を立てるとランニングコストが支払えなくなります。車を持つことでさらに生活費が苦しくなっては楽しいドライブはお預けですね。
これらを解決するためにランニングコストを試算し、毎月の予算として位置づけることで予算オーバーを防ぎます。

ステップ2 年間のランニングコストを月割りにする

ランニングコストとは車を持つことでかかる費用のことでしたね。ランニングコストは毎月と年間の費用に分けて計算し、月割にします。

「ランニングコスト毎月」とはガソリン、駐車場代、メンテナンス費用の3つ

「ランニングコスト毎月」とはガソリン、駐車場代、メンテナンス費用の3つ

「ランニングコスト毎月」とはガソリン代、駐車場、メンテナンス費用になります。

メンテンス費用とは大きな修理ではなく、通常の使用にともなうメンテナンス代を指しています。個人差はありますが洗車代やワックス、タイヤ交換、オイル交換、ワイパーゴムなどの交換費用を月割りにします。下の表を参考にしてください。

内訳金額
洗車代
(洗車機月1回)
1,000円
固形ワックス
(3,000円を2年ごと購入)
100円
タイヤ
(40,000円を3年ごと交換)
1,100円
オイル交換
(5,000円を年2回交換)
830円
ワイパーゴム
(2000円を2年ごと交換)
80円
合 計3,110円
表:「毎月のメンテナンス費用」

毎月のメンテナンス費用は3,110円になりました。

「ランニングコスト年間」とは自動車保険と自動車税を合わせたもの

ランニングコスト年間とは、1年または2年ごとに払う費用を指します。

自動車保険(任意保険)、自動車税、自動車重量税1を合わせた額になります。
さらに中古車は2年に1度車検があるので車検代が加わります。

内訳金額
自動車保険
(任意保険)
30,000円
自動車税36,000円
自動車重量税*4,100円
自賠責保険
(普通自家用車2年契約)*
17,650円
合 計91,750円
表:「年間にかかる費用」 

*2年に1回の支払いのため、2で割った額

年間にかかる費用は91,750円になりました。

ステップ3 月々に支払う額を実際に計算する

実際に5ナンバー普通乗用車1トン以下、2000cc以下を想定してランニングコストを試算してみます。

「ランニングコスト毎月」は 月額23,110円

「ランニングコスト毎月」を試算してみましょう。仮に駐車場が月10,000円、ガソリン代が月10,000円かかるとして表にしてみます。

内訳金額
駐車場代10,000円
ガソリン代10,000円
メンテナンス代3,110円
合 計23,110円
表:①「ランニングコスト毎月」 

2年に1回の支払いのため、2で割った額

「ランニングコスト毎月」合計は23,110円になりました。

「ランニングコスト年間」は 月額6,918円

続いて「ランニングコスト年間」を月割りにして出してみます。こちらは任意保険30,000円と強制保険、税金をまとめたものでしたね。

内訳金額
自動車税36,000円
*自動車重量税
(2年に1回)
16,400円÷2
*自賠責保険
(2年に1回)
17,650円÷2
任意保険
(30,000円で契約)
30,000円
合 計83,025円
表:②「ランニングコスト年間」 

*自動車重量税は2年に1回の支払いのため、2で割ります

「ランニングコスト年間」83,025円を月割にすると6,918円になりました。

ランニングコストを合計すると毎月35,755円必要になる

ランニングコストを合わせるとどうなるでしょうか。下の表は月割にしてまとめたものです。

内訳金額
ランニングコスト毎月23,110円
ランニングコスト年間6,918円
月割にした車検代*5,000円
合 計35,028円
表:「ランニングコスト合計」 

*車検代平均値120,000円を24ヶ月で割っています。

車を持っているだけで毎月約35,000円の費用が発生することがわかりました。
最後に車のローン返済額を足せば月々の支払い額が決まります。ローン返済額がいくらまでなら生活できるか見通しがもてるはずです。

年収300万円なら月々の返済額は55,000円が限界

20代独身、賃貸一人暮らし、年収中央値は360万。
少し下げて年収300万円をもとに毎月に支払える費用を割り出してみます。

「正社員の年収中央値は?男女別・年齢別・都道府県別にも解説」 平均年収ランキング【最新版】

調査対象とした約63万人のデータの年収中央値、すなわち「真ん中の年収」は360万円です。前回の年収中央値は350万円で10万円アップする結果となりました。

(参考資料「正社員の年収中央値は?」doda
費目金額
家 賃70,000円
電 気5,000円
ガ ス3,000円
水 道2,000円
食 費30,000円
通信費5,000円
日用品費5,000円
教養娯楽費10,000円
生命保険5,000円
交際費20,000円
雑 費5,000円
合 計160,000円
表:手取り年収300万円の生活費 参考資料 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 

収入ー支出で残ったものが車の購入で使える費用です。

毎月の手取り収入 250,000円 ー 車以外の生活費 160,000円 = 90,000円

試算した結果、最大90,000円を車の維持費として使えることがわかりました。
ランニングコストが35,000円だとするとローン返済額は55,000円が限界だということになります。
ローンの返済額がこれ以上に増えると生活が苦しくなるサインです。

できるだけローンを安く抑えたい方は、「そのローンで大丈夫?」で解説しています。
こちらの記事と合わせて参考にしてください。

まとめ:月額35,000円のランニングコストを含めて月々の予算を立てるとよい

今回は月々の支払いが予算オーバーにならないためにランニングコストについて解説してきました。

生活費を考えた車選び3つのステップ
  • 月々の支払いは購入費用とランニングコストの2つ
  • ランニングコストは毎月と年間の2つに分かれる
  • 実際に試算してみると車を持っているだけで、毎月約35,000円発生する

車を買った後に予算オーバーを防ぐためにもご自身の「ランニングコスト」を試算してみましょう。
ランニングコストに車の購入費用をプラスすることで月々の支払額が明確になり、結果として車選びがスムーズになります。
車選びは販売店にすぐ行くのではなく、ネットで相場を調べてから行くのが基本です。情報集めをして年式や距離でどれくらいの価格になっているのかわかれば、価格交渉もしやすくなります。

車購入予定のAさん

ざっくりでもいいのでランニングコストを計算してみようかな

たかまる

ランニングコストを入れて月々の支払いを算出すると生活が苦しくないですよ。


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この記事が予算決めのお役に立てたらうれしいです。

最後まで見ていただいてありがとうざいました。今日もすばらしい旧車らいふを!

  1. 自動車重量税は車両の重さによって額が変わり、車両重量0.5トンごとに年間4,100円を納付します。18年目以降は車両重量0.5トンごとに年間6,300円かかります。 ↩︎

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この記事を書いた人

はじめまして、たかまるです。
ブログ「ゆっくり旧車らいふ」では車の維持費にフォーカスし、副業で維持費を賄う方法、コスパのよいメンテ、DIYで便利なグッズなど、旧車生活が楽しくなる話題を発信しています。

■旧車歴 28年
■車種 ずっとVWゴルフ2
■走行距離 41万km
■修理 故障続きで部品の7割を交換
■ポリシー 車の維持管理費を考えて旧車を楽しむこと
■資格 FP3級、簿記3級、
    運転免許 ゴールド12年継続

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