個人売買に必要な書類はどんなものがありますか?
車庫証明と印鑑証明の2つです。
売り手側の書類も知っておくと取引がスムーズになりますよ。
- 個人売買の書類は買い手売り手でちがう
- 買主の書類は 2種類
- 売主の書類は10種類
- 受け取った書類は目を通すと取引の流れがわかる
クルマの費用を安くするには諸費用の少ない個人売買がおすすめです。しかし安く購入できる一方、書類や手続きに手間がかかるので面倒ですよね。
管理人は個人売買で購入したゴルフ2に乗り続けています。当時を振り返ると、売買のチェックリストがあったら楽に取引できたのではと思っています。
そこでこの記事では、個人売買に必要な書類を買い主と売り主に分けて解説してきます。
この記事を読めば買い手側はもちろん、売り手側の必要な書類と注意事項がわかりスムーズな手続きができるようになります。
個人売買を考えている方で下記にあてはまる方はぜひ参考にしてみてください。
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買い手と売り手で書類は異なる
買い手側か売り手かによって、用意する書類が異なります。
車を買う側としてこの記事を書いているため、買い主の書類だけでもいいのですが、売り主の書類は名義変更で必ず使うのでぜひチェックしておきましょう。
買い主側 車庫証明と印鑑証明の2種類
買い主側は車庫証明と印鑑証明を用意します。
ご自身の名義変更で必要になるので早めに取得しておきましょう。
車庫証明
1つめは車庫証明書です。
管轄の警察で申請します。申請手数料は2,000~2,300円、標章交付手数料は500~610円です。お住まいの県警ホームページで検索してみてください。
印鑑証明
2つめは、印鑑登録証明書です。
各市区町村の窓口で申請します。申請手数料として300円程度が必要です。お住まいの市区町村のホームページで検索してみてください。
マイナンバーカードをもっている方で居住地で印鑑登録をしていれば、コンビニで印鑑証明が交付できます。コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付
売り主側 契約書など10種類
売主側の書類は契約書を含めて10種類あります。
売り主さんが用意する書類を知ると、契約の全体が把握できるので取引がスムーズになります。書類はすべて名義変更で使用するので受け取った時点で確認してください。
今回は買う方なのでスルーしてもいいですよね?
スルーでもいいけど、売主の書類は名義変更で使うので見ておくと手続きがスムーズです。
契約書
1つめは契約書です。個人売買で最も重要な書類です。
決まった形はなく、通常売り主さんが用意します。すべてお任せではなく契約書のテンプレートに目を通しておきましょう。
阿部・楢原法律事務所」の契約書ひな型「自動車売買契約書」
自動車検査証
2つめは自動車検査証です。車検証のことです。
自賠責保険証明書
3つめは自賠責保険証明書です。
自動車損害賠償責任保険(通称:強制保険)ともいい、車検証と一緒に保管されています。
自賠責保険承認請求書
4つめは自賠責保険承認請求書です。
買い主・売り主両方の捺印が必要になります。自賠責保険は売り主さんが契約しています。売却に伴い「自賠責保険の契約を変更します」という申請書です。
契約保険会社によって様式は異なるので記入例を参考にしてください。
記入例:東京日動火災の場合(権利譲渡)
自動車税納税証明書
5つめは自動車税納税証明書です。
売り主さんは自動車税を5月31日までに納税しています。売却後は税金を負担する必要がなくなります。そこで納税負担を買い主と分担するわけです。
納税負担の割合は「内金や名義変更預かり金を売り主さんと決める」で説明しますので、ここでは納税証明書があるか確認してください。
リサイクル券
6つめはリサイクル券です。自動車を購入するとリサイクル費用を負担します。
車検証といっしょにとじられています。車体番号がわかれば、リサイクル券の情報を確認することができます。気になる方は、自動車リサイクルシステムで調べてみてください。
住民票・戸籍謄本
7つめは住民票・戸籍謄本です。
最近はコンビニでも印刷できる自治体が増えてきて便利です。
戸籍謄本が遠方で窓口に行けない場合でも郵送してくれるサービスがあるので、各自治体に尋ねてください。
売り主さんの実印が押された譲渡証明書
8つめは売り主さんの実印が押された譲渡証明書です。
実際に契約する場面では印鑑証明書の印鑑と同じかどうか確認してください。
売り主さんの印鑑証明書
9つめは売り主さんの委任状、譲渡証明書です。
契約のときは譲渡証明書の印鑑と同じかどうか確認しましょう。
売り主さんの委任状・譲渡証明書
最後は売り主さんの委任状・譲渡証明書です。
売り主さんは名義変更のときに一緒に運輸支局へ行きません。
そこで、委任状を提出することで買い主さんに名義変更手続きを託しているわけです。
委任状の用紙と記載方法は以下のとおりです。
ダウンロードして確かめておけば、自分が名義変更で何をやっているのか明確になります。
委任状用紙、委任状の記載方法(国土交通省)
譲渡証明書、譲渡証明の記載方法(国土交通省)
記載ミスがあると新しい用紙に書き直しです。
売り主さんの車検証・印鑑証明書を見て確認することはもちろんのこと、受け取った後自分の氏名と住所を書き損じないように注意してください。
管理人は運輸支局での申請で修正ペンが使えないことを知ったので、受け取った用紙をコピーして練習しました
まとめ:受け取った書類は名義変更で使うので必ず目を通しておく
- 車庫証明は管轄の警察署の窓口
- 印鑑証明は住所のある市区町村の窓口
書類を用意するのと手続きの時間がとれればできそうですね。
相手側の書類がわかれば手続きの中身がわかってきます。がんばってね。
個人売買は車との出会い、売り主さんとの出会いでもあります。
正確な書類を契約日までに用意することでお互いに信頼できる関係を築きたいですね。
それでも個人売買に不安がある方、書類の取り寄せが面倒な方は、個人売買フリマサイトで購入することもできます。諸費用をおさえられ、取引の不安も解消できますよ。
以下の記事では、個人売買フリマサイトについて人気3社のおすすめポイントについて「【個人売買サイト】カババ ガリバー クリマ納車手続きまでの流れを徹底比較」で解説しています。こちらの記事も併せて参考にしてください。
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最後まで見ていただいてありがとうざいました。今日もすばらしい旧車らいふを!
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