車選びは、「走行距離が短いものを選ぶ」であっていますか?
短いものがいいけど他の条件も合わせて選んだ方がいいですよ。
- 状態はよさそうだけど走行距離が長いので不安だ
- 年式の古い車を買っても大丈夫?
- 結局のところ年式と走行距離、どっちが大事なの?
車選びで走行距離、年式のどちらを優先したらよいかお困りではありませんか。
価格帯でしぼっていくと候補車リストに走行距離の長い車や年式の古い車がまじっていて悩みますよね。
年式が新しく走行距離が短い車があればいいのですが、「極上車」として扱われ予算オーバーになってしまいます。
では、手の届く範囲で車を選ぶためにはどうしたらいいのでしょうか。
年式/距離 | 短い | 長い |
---|---|---|
新しい | ||
古い |
管理人は「走行距離が長く、年式が古い」車を選んでしまったことで、ドライブよりも修理を楽しむ時間が多い「旧車らいふ」を送っています。修理もそこそこ楽しいのですが、できれば修理時間よりもドライブの時間を増やしたいです。
そこでこの記事では走行距離と年式の組み合わせとそれぞれの特徴について解説していきます。中古車選びは妥協が必要です。
この記事を最後まで読むと走行距離と年式の組み合わせがわかり、どのあたりを選んだらよいかといった判断軸をもてるようになります。
旧車が好きで個人売買で出会ったゴルフ2に28年乗り続けています。ファイナンシャルプランナーを取得したことでコスパを考えて旧車生活を楽しむようになりました。
好きな車を見ているだけで幸せですが、それなりに維持費がかかります。
このブログでは旧車を所有している方、これから乗りたい方のためにコスパ・タイパを考えた記事をお届けしています。
年式と走行距離の組み合わせ 4つのパターン
走行距離が長いと部品の消耗が激しく購入の対象にならない印象をもちますが、一概にそうとは限りません。
「高値な低走行車よりも安い過走行車のほうがメリット多し」
しかし、低走行距離の個体って、そんなにありがたいものだろうか? (中略) エンジン内部もトランスミッションも、デフもブレーキもベアリングもエアコンも、つねに動いていることを想定して設計しているので、動かしていないほうがむしろ劣化は早い。
一番劣化しやすいのはゴム類で、熱を入れて柔らかくし、伸びたり縮んだりさせないと、すぐに弾力がなくなってくる。タイヤやブッシュだけでなく、ホース類やベルト、パッキン類の硬化も心配だ。
Yahooニュース 10/21(月) 10:10配信
年式と走行距離の関係を把握して、コンディションのよい車を見つけたいですね。上の記事にかかれている車は「年式古い✕距離短い」の組み合わせです。
走行距離と年式の関係には次のような組み合わせがあります。
年式/距離 | 短い | 長い |
---|---|---|
新しい | ||
古い |
年式新しい ✕ 距離短い→ おすすめです
年式新しい ✕ 距離長い→ よく調べてから
年式古い ✕ 距離短い→ よく調べてから
年式古く ✕ 距離長い→ 難易度高い!慎重に
年式と走行距離の組み合わせ 4つのパターンの特徴
年式✕距離4つのパターンの特徴について順に解説していきます。
組み合わせ① 年式新しい ✕ 距離短い車は安心して乗り出したい方におすすめ
年式✕距離4つのパターン1つめは、「年式新しい ✕ 距離短い車」です。
この組み合わせは極上車として扱われています。
年式が新しいとマイナーチェンジが行われ機能面が向上します。走行距離が短いことで塗装状態がよく外観も保たれていて、部品の消耗が進んでいません。
この組み合わせは将来にかかる修理コストが低く見積もれるメリットがあります。
・購入費用は上がりますが、安心して乗り出したい方におすすめです。
組み合わせ② 年式新しい ✕ 距離長い車はクルマ選びに手間をかけられる方におすすめ
年式✕距離4つのパターン2つめは、「年式新しい ✕ 距離長い車」です。
この組み合わせは年式が新しいことで内装や走行面で機能性が向上しています。ただし走行距離が長いため、消耗品の交換がポイントになります。
そのほか「走行距離が長い」は、運転席に長く乗っていることを意味しますので、シートのヘタリ、手が届くスイッチ類の摩耗もチェックが必要です。
走行距離が長い車はシートとスイッチ類の点検だけでいいんですか?
消耗品はすべてチェックした方がいいですよ。
エンジンマウント、タイミングベルトの他、走りに影響するパーツはたくさんあるので、次に交換するところはどこか、スタッフさんに質問してみましょう。
中古車購入では試乗で車のどこをチェックするのかおさえておきたいところ。
以下の記事では、どのように車をチェックしたらよいか、「中古車試乗の流れとチェックリスト」で詳しく解説しています。
年式と距離の組み合わせと併せてぜひ参考にしてください。
前オーナーの使い方を調べるなど、クルマ選びに手間をかけられる方におすすめです。
前オーナーの使い方として「短距離の街乗り」か、「長距離の通勤」を確認するだけでも、走行距離が長くても今後の見通しがもてます。
整備記録に交換履歴が記録されていれば、購入リストに入る車となるでしょう。
③年式古い ✕ 距離短い車はクルマ屋さんと整備のあ話ができる方におすすめ
年式✕距離4つのパターン3つめは、「年式古い ✕ 距離短い車」です。
年式が古く、走行距離が短い車は車庫で長く眠っていたり駐車場で風雨に耐えていたりします。
ボディの状態が悪い車はともかく、ボディがきれいだからといって値ごろ感で決めてしまうのはまだ早すぎます。特に走行距離が短い場合は見極めが難しく、定期的なメンテナンスがポイントになります。
長い間メンテされていないと冷却水にサビがたまっていたり、エンジンオイルが落ちきって劣化しているなど乗り出しまでに時間と整備費用がかかります。
逆に定期的にメンテされていて、短い距離でも動かされていたクルマはコンディションを保てたり、回復させたりすることができます。
車庫に長く保管されて近距離のお出かけに使われていた車は狙い目です。
ボディは磨くときれいに見えてしまいます。買ったあとに「故障が頻繁におきてしまった」にならないよう、整備記録のチェックも忘れないようにしてください。
・クルマの整備状況まで店員さんと整備の話ができる方におすすめです。
組み合わせ④ 年式古い ✕ 距離長い車は整備でコンデイションがよくなることに快感を覚えたい方におすすめ
年式✕距離4つのパターン最後は、「年式古い ✕ 距離長い車」です。
この組み合わせは最も難易度が高く、慎重に検討しなければならないパターンです。年式が古くさらに走行距離も長いクルマは、乗り出しに必要なメンテナンスや大きな整備が待っているかもしれません。
管理人はこれを選んでしまったことで故障と修理の長い旅が始まりました。
まれに30〜40万kmなど、走行距離の長い車であっても整備を積み重ねたコンディションのよい車を見つけることができます。極上車ではありませんが、消耗品が定期的に交換されているので、購入したあとも整備計画が立てやすい利点があります。
なんでそんな車を買ってしまったんですか?
ほどよくチューニングされていて楽しそうだったんですよ。
結局、チューンされたすべてのパーツを交換することになってしまいました。
あの頃は自分仕様にしたかったんですよね。
・整備とともに車の知識を1から学んで車ととともに成長したい方や、整備でコンデイションがよくなることに快感を覚えたい方におすすめです。
まとめ:パターンは4つ 特に「年式古い ✕ 距離長い」は難易度高い!慎重に
今回は走行距離と年式の組み合わせについて紹介してきました。
【走行距離・年式の組み合わせは4パターン】
年式新しい ✕ 距離短い→ おすすめです
年式新しい ✕ 距離長い→ よく調べてから
年式古い ✕ 距離短い→ よく調べてから
年式古く ✕ 距離長い→ 難易度高い!慎重に
ご覧のとおり、中古車選びは、車種の選定の他に整備状況まで把握することも含まれるので手間暇がかかります。
- 走行距離、年式だけにとらわれない
- 車のコンディションと整備記録にも目を向ける
- 「見た目重視」、「走ること重視」など、購入時の判断軸を決めておく
とはいえ中古車選びは新車選びと異なり、コスト面や納車までの期間が短いなどメリットが豊富です。
中古車選びで失敗しないためには、前オーナーのメンテナンス、乗り方によって大きな差があることを把握しておくことが大切です。
候補となる車をたくさん検索して3〜5つにしぼりこみ、少なくとも3回は試乗して車の状態や整備記録を確かめれば、納得の1台が見つかるはずです。
ほしい車を見つけるのはたいへんそうだなぁ
時間とともに台数が減っていくので新車選びよりも時間がかかります。しかし古い車両でも納車整備を充実させれば気持ちよく走れますよ。
年式だけ、走行距離だけにこだわらず、自分の軸や予算にあった車選びができるといいですね。
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次回もカーライフが豊かになる記事をお届けします。
最後まで見ていただいてありがとうざいました。今日もすばらしい旧車らいふを!
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