個人売買って、初心者にはハードルが高い気がするんですけど実際はどうですか?
たしかに何も準備しないで取引するのはおすすめしないけど、注意点をおさえておけば難しくないですよ。
- 個人売買のメリット・デメリット
- 個人売買デメリットの対策
- 買い手、売り手のトラブル事例と対策
個人売買をしようかお悩みではありませんか?個人売買は中間マージンがないのでクルマを安く購入、または高く売ることができます。
しかし、「代金を支払ったのに相手と連絡がとれなくなった」、「試乗のときと車の状態が違っていた」「シートやタイヤが変わっていた」など、不安になるコメントが多いですよね。たしかに個人売買は予備知識がない状態で始めることをおすすめできません。とはいえ余分な取引コストを削減したいのも納得できます。中間マージンがない上に、市場を通さない取引に妙味があるからです。
管理人は個人売買で手に入れたゴルフ2を今でも大切に乗り続けています。個人売買では6つの対策をしてきたので、トラブルなく取引を終えて現在に至ります。
- 車の状態を細かく確認する
- 大きな不具合を見落とさない
- 手続き費用の負担を決める
- 専門家に依頼する
- 契約書を交わす
- 連絡先を必ず交換する
そこでこの記事では初心者でも個人売買の準備ができるように、トラブル事例とその対策を詳しく解説していきます。この記事を読むと個人売買の注意点をおさえ、具体的な対策をもって取引にのぞめます。
個人売買が始めての方でも着実に実践すれば満足のいく取引にできます。これから個人売買を考えている方はぜひ最後までご覧ください。
旧車が好きで個人売買で出会ったゴルフ2に28年乗り続けています。ファイナンシャルプランナーを取得したことでコスパを考えて旧車生活を楽しむようになりました。
好きな車を見ているだけで幸せですが、それなりに維持費がかかります。
このブログでは旧車を所有している方、これから乗りたい方のためにコスパ・タイパを考えた記事をお届けしています。
個人売買のデメリット5つ
個人売買には多くのメリットがありますが、デメリットもおさえておきたいところです。個人売買における主なデメリット5つを挙げます。
- 金銭面でのトラブル
- 手続きの手間と時間
- 現状引き渡しのリスク
- ローンが使えないことが多い
- 購入後すぐに修理が待っている可能性
デメリット① 金銭面でのトラブル
支払い方法や期限を契約書で明確にしないと金銭トラブルが発生しやすいです。特に知り合い同士の取引では、あいまいな約束が後々問題になることがあります。
デメリット② 手続きの手間と時間
契約書の作成や名義変更などの手続きは時間と手間がかかります。名義変更の手続きは自分で行う必要があり、特に初めての方には負担に感じることがあります。
デメリット③ 現状引き渡しのリスク
個人売買では、車は現状のまま引き渡されることが多いです。
そのため、外見からは分からない不具合が購入直後に発生する可能性があります。現状引き渡しでは、基本的にクレームや返品は受け付けられないため、不具合が生じた際には修理費用が発生する可能性があります。
デメリット④ ローンが使えない
個人売買は会社を通さない取引なのでローンを使うことができません。
知り合い同士であれば分割払いの交渉も可能かもしれませんが、オークションサイトなどを介した場合は原則一括払いとなります。
デメリット⑤ 購入後すぐに修理が待っている可能性
良好な状態で車を売買しても、受け渡し後にすぐ壊れるといったトラブルも考えられます。
このような場合、買い手から不信感を抱かれる可能性があり、取引後も対応することになるので注意が必要です。
個人売買のメリット4つ
個人売買には、以下のような4つのメリットがあります。
- 価格交渉の柔軟性がある
- 信頼による取引が可能
- 高く売れる・安く購入できる
- クルマを売る人を選べる
メリット① 価格交渉の柔軟性がある
知り合い同士であれば、価格交渉がしやすく、お互いのニーズを理解しやすいです。時間をかけることで、双方が納得のいく取引が可能になります。
メリット② 信頼による取引が可能
すでに信頼関係がある場合はさらに取引が進みやすくなります。また、詐欺や不正のリスクが低く感じられ、知り合い同士の取引では安心して進められるでしょう。
メリット③ 高く売れる・安く購入できる
買取専門店や下取り業者を通さないため、仲介手数料が発生しません。そのため、売り手は高く売ることができ、買い手は安く購入することができます。
メリット④ 車を売る人を選べる
個人売買では、誰に車を売るかを選ぶことができます。愛着のある車を大切にしてくれる人に売りたい場合、個人売買は最適です。
個人売買デメリットの対策 6選
個人売買のデメリットを軽減するためには、以下の6つの対策が有効です。
- 車の状態を細かく確認する
- 大きな不具合を見落とさない
- 手続き費用の負担を決める
- 専門家に依頼する
- 契約書を交わす
- 連絡先を必ず交換する
デメリット対策① 車の状態を細かく確認する
売ろうとする車、買おうとする車の状態を隅々まで確認し、不安な所を動画や画像で記録しておきましょう。記録を残すだけで購入後のトラブルを回避できます。
例えば、外観やエンジンルームの下見、試乗をして、不具合箇所をおさえておきましょう。メモでもよいのでボディのへこみや塗装状態、オイル漏れ、サビの状況は画像に残しておきます。理由は新車と違って中古車の取引になると、気になる所が多数出てくるからです。
個人売買は現状渡しが原則です。個人売買は売り買いの両方が個人になります。購入後に不具合の保証を求めることは難しいことをおさえておきましょう。
デメリット対策② 大きな不具合を見落とさない
少なくとも3回は試乗させてもらい、車体のきしみ、エンジンルームの異音、足回りなどの感触を確かめましょう。大きな不具合のある車は確実に修理が待っています。コンディションに満足いかなければたとえ魅力を感じたとしても深追いをしないことが原則です。
試乗も含めた車選びをしている期間はネットで調べる時間が取れるはずです。また、試乗をしていると車の個体差に気付いていくはずです。その車種でどのような不具合があるか調べつつ車の知識を高めておきましょう。
デメリット対策③ 手続き費用の負担を決める
名義変更や車検の手続き費用をどのように負担するかを事前に話し合い、明確にしておきましょう。名義変更は通常売主の委任状を持って買主が行います。車検が切れている場合は、仮ナンバーを発行してもらい車検を通すことが求められます。こうした費用を踏まえて契約書に明記しておくことが必要です。
デメリット対策④ 専門家に依頼する
車の状態を自分でチェックするのではなく、専門家に依頼することをおすすめします。費用1はかかりますが、受け渡し後のトラブルで修理費を請求されるよりは安く済みます。
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デメリット対策⑤ 契約書を交わす
口約束は避け、たとえ親しい間柄でも必ず売買の契約書を交わすことをおすすめします。
契約書には支払い方法や期限、車の状態などを明記し、お互いの責任を明確にします。
また、実印を押す前に契約書に目を通し、わからない所は質問するなど、不確かな点を明らかにしてから契約してください。
これらの対策を講じることで、個人売買のデメリットを最小限に抑え、安心して取引を進めることができます。契約書の雛形はコチラからダウンロードできます。
デメリット対策⑥ 連絡先を交換する
以外と忘れがちなのが連絡先の交換です。少なくとも1つ以上の連絡先を交換しておきましょう。
自分から情報提供すれば、売主さんも教えてくれるはずです。連絡先がわからないと名義変更の連絡や名義変更預り金が返金されなかった場合に連絡する手段がありません。
少なくとも電話番号とメールアドレスの2つは連絡先を交換したいですね。
買い手、売り手のトラブル事例とその対策
次に買い手・売り手のトラブル事例とその対策についてそれぞれ解説します。
買い手側のトラブル事例 4選
個人売買で車を購入する際、買い手側におこりうるトラブル事例を4つ紹介します。
- 隠れた不具合が見つかる
購入後に予期せぬ不具合が見つかることがあります。個人売買では現状渡しが原則のため、購入後の修理費用は買い手負担となる可能性が高いです。 - 名義変更が遅れる
買い手が名義変更手続きを遅らせたり、怠ったりすることで、自動車税の納付書が前所有者(売り手)に届いてしまうケースがあります。買い手側に違約金の請求が来るおそれがあるので、2週間以内に名義変更することをおすすめします。 - 書類不備による名義変更の遅れ
名義変更に必要な書類が揃わない、または運輸支局の申請で記入ミスがあると手続きができません。特に車庫証明書や印鑑証明書の準備は早めに行いましょう。 - ローンが残っていた車だった
車の名義がローン会社やディーラーになっている場合、個人売買ができないことがあります。車の所有者が売主さんではないので、ローン会社やディーラーに問い合わせする必要が出てきます。
買い手側の対策 5選
これらのトラブルを防ぐため、5つのアイデアがあります。
- 事前の車両確認
購入前に車の状態を細かく確認し、可能であれば専門家による点検を依頼する。不具合箇所を動画や画像で記録しておくことも有効です。 - 契約書の作成
口約束ではなく、必ず詳細な契約書を交わす。購入後の減額や修理については応じない旨を明記しておくと良い。 - 名義変更の迅速な実施
可能であれば、売り手と一緒に運輸支局で名義変更手続きを行うとよい。 - 必要書類の確認
名義変更に必要な書類を事前に確認し、漏れなく準備する。 - 車両の履歴確認
可能であれば、車両の所有者履歴や修理履歴を確認し、ローン残債がないことを確認する。
売り手側のトラブル事例 4選
売り手側も様々なトラブルに遭遇する可能性があります。主な事例は以下の通りです。
- 代金未払い
車を引き渡したにもかかわらず、代金が支払われないケースがあります。 - 契約後の減額要求
売買契約成立後に、買い手から費用の減額や修理代の支払いを求められることがあります。 - 名義変更の遅延
買い手が名義変更を行わないまま車を使用し続け、自動車税などの負担が売り手に残るケースがあります。 - 売却後の事故や故障
契約から納車までの間に事故や故障が発生し、トラブルになることがあります。
売り手側の対策 5選
これらのトラブルを防ぐため、売り手側も以下の5つの対策で乗り切ることができます。
- 代金引換での取引
車の引き渡しと同時に代金を受け取る「代金引換」方式を採用する。 - 詳細な契約書の作成
購入後の減額や修理要求に応じない旨を契約書に明記する。 - 名義変更の確認
可能であれば、買い手と一緒に運輸支局で名義変更手続きを行う。 - 車両状態の明確な説明
事前に車両の状態を詳細に説明し、可能であれば専門家による点検結果を提示する。 - 納車までの取り扱い注意
契約から納車までの間は、車両になるべく乗らず、事故や故障を避ける。
これらの対策を講じることで、個人売買におけるトラブルのリスクを大幅に軽減することができます。
まとめ:トラブル回避のコツはクルマの状態を見極め、必ず契約書をかわす
今回は個人売買のメリット、デメリットやトラブル事例とその対策を解説してきました。
- 車の状態を細かく確認する
- 大きな不具合を見落とさない
- 手続き費用の負担を決める
- 専門家に依頼する
- 契約書を交わす
- 連絡先を必ず交換する
トラブルを避けるための対策が具体的でした。
中古車なので不具合な箇所をよく把握して取引してください。
個人売買は、文字通り業者さんを通さない個人の取引です。大きな不具合を確認し、記録した車の状態を見極め、契約書で取引の詳細を確認しながら売主さんとともに進めていきます。それでも個人売買が不安な方は、個人売買フリマサイトの利用がおすすめです。
以下の記事では、「個人売買サイト」で取引の流れやサイトごとの特長を解説しています。こちらの記事も併せて参考にしてください。
個人売買のトラブルを未然に防ぐためにこの記事が参考になればとても嬉しいです。
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最後まで見ていただいてありがとうざいました。今日もすばらしい旧車らいふを!
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