
洗車をしても、ボンネットだけ白っぽいままではありませんか?
ワックスをかけても、なんか塗装面がぼやけた感じ。
特に濃色のボディーカラーで目立ちます。
なかには、「旧車だから仕方ない」とあきらめかけている方もいるのではないでしょうか。
業者に塗装をお願いするか迷う一方で、自分で磨いて失敗したらどうしよう、という不安もありますよね。
管理人は、1989年式のゴルフ2に30年乗っています。
色は紺のソリッドで、ボンネットには白ボケがはっきり出ていました。
そこで、コンパウンド2種類とコーティング剤1種類を、同じボンネットで試してみることにしました。
結論から言うと、白ボケは削れば戻りました。
いちばん取れたのは「魁磨き塾 三兄弟」です。
ワコーズのバリアスコートは、白ボケを消せませんでしたが、磨いた後のツヤ出しには最適でした。
かかった時間は、準備と後片付けを入れて約1時間。
道具代は、手磨きなら約1万3,900円、電動のサンダーまでそろえても約2万2,200円です。
愛車の白ボケで迷っている方はぜひ参考にしてください。
旧車歴30年。ずっと89年式のVWゴルフ2です。
【乗り始めたころ】
- セルフ塗装でドアがゆず肌、鮫肌になる
- 燃料ポンプの故障が6回(メイン3回・リフト3回)
- プラグコードを間違えて差し、エンジンがかかなくなる
それでも手放さずに乗っています。
【現在】
- オイル、プラグなどの消耗品は基本自分で
- ドアミラーや小さな部品の塗装も自分で
- 家計重視!車にかける予算をオーバーしないこと
予算を決めて旧車生活を楽しんでいます。

塗装の白ボケはコンパウンドで直る

塗装が残っていれば、白ボケはコンパウンドで削って戻せます。

ただし、塗るだけの商品では、白ボケは消えませんでした。
塗装が残っていれば削って戻せる
白ボケの正体は、紫外線で傷んだ塗装のいちばん上の層です。
ソリッド塗装では「チョーキング」とも呼ばれます。
傷んだ層を薄く削り取れば、下からまだ元気な塗装が出てきます。
管理人のボンネットも、削った場所から紺色のツヤが戻りました。


いちばん取れたのは魁磨き塾三兄弟
3つのうち、白ボケがいちばんきれいに取れたのは、魁磨き塾 三兄弟でした。
粗目のコンパウンドで、白くなった層をしっかり削れるからです。
塗るだけでは白ボケは消えない
ワコーズのバリアスコートを塗ってみると、ツヤ自体は増しました。
ただ、白ボケそのものは残ったまま。
削る力がないので、傷んだ層はそのまま残るからです。
| 魁磨き塾 三兄弟 | 3M ハード・1-L | ワコーズ バリアスコート | |
|---|---|---|---|
| 種類 | コンパウンド2本+保護WAX | コンパウンド(極細目) | ガラス系コーティング |
| 白ボケの取れ方 | いちばん取れた | 取れた | 取れない |
| ツヤ | 三男(保護WAX)で仕上げまでできる | ハード2と組み合わせてツヤが出た | ツヤが増す |
| 価格(目安) | 953円 | 2,970円 (270g) |
約9,000円 |
| 向いている使い方 | はっきり白い所 | うっすら白い所 | 磨いた後の仕上げ |
※価格は2026年10月時点の楽天・Amazonの価格の目安です
自分で直せる白ボケか見分ける

磨き始める前に、自分の白ボケが削って戻るのかを確かめましょう。
ポイントは、布につく色と、塗装の状態です。
布に色がつけば削れている
目立たない所で少しだけ磨いて、布の色を見てください。
ソリッド塗装なら、布に車体と同じ色がつきます。
管理人の紺のゴルフ2では、布が紺色に染まりました。

ただ、この状態だと表面を守る層がない状態。同じ環境が続くと白ボケが戻ってきます。
下地の色が出たら削りすぎ
ここまでやりすぎる人はいませんが、布にグレーや白っぽい色がついたら、磨くのをやめてください。
塗装の下の層(下地)まで削れている状態です。
塗装がはがれていたら再塗装しかない
白い部分と紺の部分の境目を、爪でなぞってみてください。
段差があれば、塗装が欠けています。
この状態は、コンパウンドでは戻りません。
業者に塗装をお願いする段階です。
うちの車、白いのはボンネットだけなんだけど、大丈夫かな?
布に車の色がつくなら、まだ削れるよ。まずは20cm四方で試してみて!
3つの方法で白ボケ修復を試した

同じボンネットの白ボケに、3つの商品を試しました。
順位は、白ボケの取れ方で決めています。
同じボンネットの3か所で試した
最初は、ボンネットの3か所に分けて試しました。
どの場所にも白ボケが出ていました。
- 車:1989年式 VW ゴルフ2(紺のソリッド塗装・クリア層なし)
- 魁磨き塾 三兄弟:ボンネット上ワイパーの近く
- 3M ハード・1-L:ボンネット右上
- ワコーズ バリアスコート:ボンネット左下(効果がなかったので、同じ場所を三兄弟でも磨いた)
- 試し磨き:20cm四方を手で約5分
- 施工日:2026年10月7日
1位:三兄弟は粗目で白ボケを削り取る
白ボケがいちばん取れたのは、魁磨き塾 三兄弟です。
バリアスコートを塗ったのですが、白ボケが直らないので同じ所を三兄弟で磨きます。




3本セットで、長男→次男→三男の順に使います。
- 長男:粗キズ用コンパウンド(約15μm)
- 次男:小キズ用コンパウンド(約3μm)
- 三男:仕上げ用の艶出し保護WAX
- 磨き用クロス4枚・マイクロファイバークロス1枚つき
長男で傷んだ層を削り、次男で整え、三男で仕上げます。




研磨剤で塗装面を薄く削れるので、効果てきめんです。
ボンネットが大きい車なら、2セットあると安心です。

2位:3M ハード1は極細目で整える
3M ハード・1-L(5982)も、白ボケに効きました。
ラベルの表記は「極細目」です。
管理人は、この場所を手で磨きました。
手磨きでも、白ボケが落ちていく手応えがありました。


三兄弟の粗いコンパウンドより削り方が浅いので、白ボケが薄い方ならハード1だけでも効果があります。
仕上げにハード2を使うと、ツヤもしっかり出ます。
管理人が使ったのは、750mlの液状タイプ(5982)ですが、
同じハード・1には270gのねり状タイプ(5981)もあります。
削る力は同じなので、ボンネット1枚分を試すなら270gで足ります。
メーカーの説明では、「淡い色の車ならハード1だけで仕上げまでできる」とされています。
紺のような濃い色なので、ハード2で仕上げ、ツヤを出しました。
- もともとは業務用で、一般向けの説明書は付いていない
- メーカーはウールバフと組み合わせて使う前提
- 1500番〜2000番のサンドペーパーのキズを消せる削り具合
- ノンシリコン・ノンワックス
3位:バリアスコートはツヤが増すだけ

ワコーズのバリアスコートは、白ボケを消せませんでした。
光沢は増しますが、白い部分はそのまま残りました。
ただ、磨いた後に使うと、塗装面のツヤが一段上がります。
白ボケを消す商品ではなく、削った後の仕上げに使う商品だと考えてください。
コンパウンドで白ボケを直す手順

全体の流れは、削る→ツヤを出す→守るです。
準備と後片付けを入れて、約1時間で終わりました。

砂やほこりが残ったまま磨くと、それがキズの原因になります。
洗車して、水気をしっかり拭き取ってください。

樹脂パーツやゴムにコンパウンドがつくと、白い跡が残ります。
ボンネットのまわりの樹脂やゴムは、マスキングテープで覆っておきましょう。

いきなり全体を磨かず、目立たない所で試します。
布に車体の色がつくか、白ボケが取れるかを確かめてください。

管理人は、ランダムサンダーに125mmのフェルトパッドをつけて、三兄弟で全体を磨きました。
時間はゆっくりやって約30分です。
- パッドに歯磨き粉1回分くらいのコンパウンドを置く
- 置いたら、回す前に塗装面に少しなじませる(飛び散り防止)
- パッドを塗装面につけたまま回転させる(浮かせて回すと飛び散る)
- 始めから強く当てない
- 回転で周りへ引っぱられない程度に、力を抑える
- B5サイズのノートくらいの広さを磨いたら、ウエスで拭き取る。これを繰り返す
使ったサンダーは、無負荷回転数1万2,500回転/分の機種です。
削った後の塗装面に、バリアスコートを塗って拭き上げます。
手作業で約10分です。
磨いた後の塗装面は、本当にツヤが出ます。

全部で約1時間で終わる
| 作業 | 時間 |
|---|---|
| ランダムサンダーで研磨 | 約30分 |
| バリアスコートの塗布と手作業 | 約10分 |
| 準備と後片付け | 残り |
| 合計 | 約1時間 |
電動の道具がないとダメなの?
小さい範囲なら手で十分だよ。ボンネット全体なら電動のほうがめっちゃ楽だし、早く仕上がる!
磨いて白くなったときの直し方

コンパウンドで磨いたのに、かえって白っぽくなることがあります。
原因の多くは、磨きキズか、コンパウンドの拭き残しです。
白い跡は磨きキズか拭き残し
パッドにゴミや砂が付着して磨いてしまった場合、キズが残ります。
このキズが光を乱反射して、白っぽく見えてしまいます。
また、コンパウンドが乾いて残ると、塗面にこびりついた白い跡になりやすいです。
範囲を広げて磨いてしまうと、コンパウンドの拭き残しが出やすいよ。
さらに細かい目で仕上げる
粗目で削った後は、必ず細かい目で仕上げてください。
三兄弟なら次男と三男まで使います。
管理人は、3M ハード1をいつも使っているので、ハード2との合わせ技でツヤを出しました。
拭き残しなら、きれいなクロスで拭き取るだけで消えます。
白ボケ状態別、おすすめのコンパウンド

白ボケの濃さと、どこまでやりたいかで選んでください。
はっきり白いなら三兄弟
白い斑点がはっきり出ているなら、魁磨き塾 三兄弟です。
粗目から順番に削れるので、白ボケがいちばん取れました。
白ボケだけでなく、小キズまでしっかりきれいにしたい方にも向いています。
三兄弟には、拭き取り用と仕上げ用ウエスもついているので、それだけでも作業自体はできます。
ボンネット1枚を磨くなら、2セットあると安心です!
うっすら白いなら3M ハード1
白ボケが薄いなら、3M ハード・1だけでもふつうに効果があります。
三兄弟より削り方が浅いので、塗装を削りすぎる心配も少なくなります。
管理人も手磨きで、白ボケが落ちる手応えがありました。
仕上げにハード2を使うと、さらにツヤが出ます。
つやっつやを目指したいなら、マジでおすすめします!
仕上げはバリアスコートで
どちらで磨いた後も、仕上げにはバリアスコートをおすすめします。
白ボケを消す力はありませんが、磨いた塗装面のツヤが一段上がります。
塗装を頼む前にDIYで試そう
旧車の塗装を業者にお願いしようと考えているなら、その前に一度、DIYの研磨を試してみてください。
手磨きなら、約1万3,900円で試せます。
効率よく作業したいなら、ランダムサンダーとパッドを足して約2万2,200円です。
| 道具 | 価格の目安 |
|---|---|
| 魁磨き塾 三兄弟 ×2セット | 1,906円 |
| 3M ハード・1(270g) | 2,970円 |
| ワコーズ バリアスコート | 約9,000円 |
| 手磨きでそろえる場合の合計 | 約1万3,900円 |
| +ランダムサンダー (イーバリュー EWS-220R) |
6,000円 |
| +フェルトパッド 125mm (SK11) |
2,330円 |
| サンダーまでそろえる場合の合計 | 約2万2,200円 |
※2026年10月時点の楽天・Amazonの価格の目安。
仕上げにハード2も使う場合は、別途かかります。
管理人も、自分で最後までやりきった達成感と、戻ってきたツヤは、なんともいえないくらい楽しい体験でした。
削っても戻らなかったときに、業者へ頼めばいいんです。
白ボケを戻さないためにできること

せっかく戻したツヤも、紫外線を浴び続ければ、また白ボケは出てきます。
原因は紫外線と雨じみ
白ボケは、紫外線で塗装の表面が傷むことで起きます。
雨水が乾いた跡がしみ込むと、水玉のような模様も残ります。
日光がよく当たるボンネットやルーフに出やすいのは、このためです。
屋外駐車ならカバーがいちばん効く
屋外駐車なら、いちばん効くのは車カバーです。
紫外線そのものを、塗装に当てないからです。
管理人は普段カバーをかけていますが、今回は持ちを確かめるため、施工後は、カバーなしで様子を見ています。
▼車カバーの効果と選び方は、こちらで解説しています。

どのくらいで白ボケに戻るか
カバーなしで、どのくらいで白ボケが戻るかを記録しています。
1週間後・2週間後・4週間後・8週間後に、この記事へ写真と結果を追記します。
車の塗装の白ボケでよくある質問
▼樹脂パーツの白ボケは、こちらで解説しています。

まとめ:白ボケは見分けて削れば、まだ戻せる

ボンネットの白ボケは、塗装が残っていれば、削って戻せます。
- はっきり白いなら、魁磨き塾 三兄弟
- うっすら白いなら、3M ハード・1-L
- 磨いた後の仕上げには、ワコーズ バリアスコート
時間は準備と後片付けを入れて約1時間。
道具代は、手磨きなら約1万3,900円、
サンダーまでそろえても約2万2,200円です。
塗装を業者に頼む前に、一度自分で試してみてください。
戻ってきたツヤを見たときの気持ちよさは、自分でやりきった人だけの楽しみです。
- 魁磨き塾 三兄弟(ボンネットが大きければ2セット)
- 3M ハード・1(ねり状270g・5981。管理人は液状750mlの5982を使用)
- 3M ハード2
- ワコーズ バリアスコート
- ランダムサンダー:イーバリュー(E-Value)EWS-220R(パッド径125mm)
- フェルトパッド:SK11 ランダムサンダー用フェルト 125mm
- マスキングテープ
- マイクロファイバークロス



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