「乗り出し価格」ついて教えてください。
本体価格に諸経費を合わせた価格です。
車を買ってから支払う費用にも目を向けると安心ですね。
- 車両本体価格だけでは買えない
- 乗り出し価格の内訳が知りたい
これから車を買おうとしている方は悩みがあるはず。そう資金の調達です。車の見積もりを依頼して予想以上の金額に気づく方がほとんどです。
車を買う方は予想外の乗り出し価格に迷います。なぜなら多くの車購入者は契約するまでにローンをいくらまで使えるのか、月々いくら払えるかに目が行き、なんとかなるだろうと決めてしまうからです。
マイカー購入金額の総額は全体平均で205.1万円となり、そのうちマイカーローンを利用した金額は同162.4万円となりました。
北海道ろうきんマネーLABOより
マイカー購入金額の総額に対するローン利用率は全体で79.2%となり、マイカー購入者は総額の約8割をローンでまかなっていることがわかりました。
そこでこの記事では車両代金にプラスされる「法定費用」と「代行費用」の内訳について解説していきます。
費目 | 金額 |
---|---|
車両価格 | 1,000,000円 |
消費税 | 150,000円 |
自動車税 | 45,000円 |
自動車税環境性能割 | 30,000円 |
自動車重量税 | 次の車検で支払う |
リサイクル預託金 | 10,000円 |
自賠責保険 | 13,000円 |
名義変更 | 14,000円 |
納車費用 | 10,000円 |
合 計 | 1,195,000円 |
この記事を読むことで乗り出しまでの支払い額がわかるようになり、欲しい気持ちと支払い額を天秤にかけ、落ち着いて判断することができます。
中古車選びの購入価格で予算を立てている方はぜひ最後までご覧ください。
旧車が好きで個人売買で出会ったゴルフ2に28年乗り続けています。ファイナンシャルプランナーを取得したことでコスパを考えて旧車生活を楽しむようになりました。
好きな車を見ているだけで幸せですが、それなりに維持費がかかります。
このブログでは旧車を所有している方、これから乗りたい方のためにコスパ・タイパを考えた記事をお届けしています。
乗り出しまでの費用は本体価格に20万円をプラスする
「車両本体価格だけの支払いで終わらないの?」と思った方もいるかもしれません。
乗り出しまでの費用には諸費用含めて20万円をプラスしておくとOKです。
乗り出しまでの費用には、車両代の他に「法定費用」と「代行費用」があるからです。
法定費用とは自動車税や自賠責保険を併せた費用
自動車税(種別割)
年に1回払います。年度途中に購入した場合、登録の翌月から翌年3月までの税金をまとめて支払います。
排気量や車種によって異なり、特に旧車の場合、新車登録から10年以上経過が多いため負担が増えます。
例 排気量1.5〜2.0Lの2019年以前の車は、39,500円1(詳しくは、総務省を参照してください)
自動車税環境性能割
2019年に「自動車取得税」が廃止され「環境性能割」が導入されました。
旧車の場合は車両価格の3%が目安です。200万円の車両価格であれば、購入時に6万円の税金がかかります。車両価格が50万以下であれば税金の支払いはありません。
(詳しくは、総務省ホームページを参照してください)
自動車重量税
重量によって課税額が決まります。支払いは新車購入時と車検時です。
中古車購入では次の車検まで期限が残っている場合、支払う必要はありません。
参考:13年経過で0.5トンごとに年間5,700円にアップ、18年経過で0.5トンごとに年間6,300円アップします。
(詳しくは、国土交通省を参照してください)
リサイクル預託金
廃車費用を前払いするため、自動車リサイクル法で決められた額を払います。
車体番号とナンバープレートの番号で調べることができます。
例 普通車5ナンバー、エアバッグなし、エアコン有で10,920円
(詳しくは、自動車リサイクルシステムを参照してください。)
自賠責保険
「強制保険」とも呼ばれ、車を所有すると必ず加入します。
事故を起こしたときに、被害者へ賠償をするための保険です。
中古車の場合、次回車検までの保険料を支払います。自家用車で2年分17,650円となります。
(詳しくは、国土交通省を参照してください。)
消費税
車両価格やオプション、代行手数料にかかります。
自賠責保険料や自動車税にはかかりません。
代行費用とは車庫証明、名義変更、納車費用のこと
車庫証明取得費用 約1〜2万円
申請手数料 2,000~2,300円
標章交付手数料 500~610円
上記費用に代行手数料を合わせるとおよそ1〜2万円になります。
名義変更費用 約1〜2万円
移転登録手数料 500円
車庫証明書 2,000円前後
ナンバープレート代 1,500円前後(車の管轄地域が変わる場合)
上記費用に代行手数料を合わせるとおよそ1〜2万円になります。
納車費用 約2〜4万円
近県 10,000〜20,000円
遠方 20,000〜40,000円
(詳しい見積もりは、陸送.comで無料で申し込めます。)
自分でやれば代行費用おさえられるかも
大きな買い物になると細かい金額を軽く見る傾向があるので、時間がある方はぜひ挑戦してほしいです。
本体価格100万円 乗り出しまでの費用を見積もると120万円になる
最後に乗り出しまでの費用を実際に見積もってみます。
5ナンバー、新車登録から13年経過、排気量2L未満、本体価格100万円を登録等を代行して購入した場合を想定します。
法定費用と代行費用を合わせると約120万円になりました。
費目 | 金額 |
---|---|
車両価格 | 1,000,000円 |
消費税 | 150,000円 |
自動車税 | 45,000円 |
自動車税環境性能割 | 30,000円 |
自動車重量税 | 次の車検で支払う |
リサイクル預託金 | 10,000円 |
自賠責保険 | 13,000円 |
名義変更 | 14,000円 |
納車費用 | 10,000円 |
合 計 | 1,195,000円 |
購入予算は、本体価格+20万円を見込んでおくといいですね。
まとめ:乗り出し価格は法定費用と代行費用を合わせて20万円をプラスする
【乗り出しまでの費用】
- 法定費用 自動車税や保険
- 代行費用 車庫証明、名義変更、納車費用
乗り出し価格は本体価格に20万円プラスしておくといいでしょう。
10年以上たった旧車は思いがけないトラブルで修理費用が必要になることがあるため、予算内で購入することが大切です。
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手持ちの資金が足りないときはローンを併用することも検討材料です。
以下の記事では支払額を安く抑えるためのシミュレーションについて「低金利カーローンランキング」で解説しています。こちらの記事と併せてぜひ参考にしてください。
次回のカーライフが豊かになる記事をお届けします。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。今日もすばらしい旧車らいふを!
- 旧車になると約15%上乗せになります。 ↩︎
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