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こんにちは たかまるです。旧車が好きでゴルフ2に28年間乗り続けています。
ファイナンシャルプランナーを取得したことがきっかけでコスパを考えた旧車生活を楽しんでいます。
車は維持管理コストがかかります。このブログではこれから旧車に乗ろうとしている方や旧車に乗り始めた方に向けてコスパ、タイパを考えた記事をお届けしています。
旧車はよく故障すると聞きますが本当のところはどうですか?
新車に比べたら故障の頻度は高いけど、オーナーさんのメンテしだいで故障の頻度を減らせますよ。
旧車に乗ると心配なのが急な故障やトラブル対応ですよね。
たかまるはナゾのエンジントラブルで渋滞の先頭さんになったことが何度もあります。あのような苦い経験はできれば避けてほしいものです。
そこでこの記事では旧車によくある5つの故障やその前兆、トラブルシューティング、最後に予防策について解説していきます。
この記事を読めば旧車によくある故障5つとその前兆、トラブルシューティング、予防策がわかるようになります。
予防対策を知っているだけでもトラブルを未然に防ぐことができますし、故障で車が止まったとしまっても落ち着いて対処できるようになります。
すでに旧車を買った方もこれから買おうとしている方もぜひ最後まで見ていってください。
- よくある故障について知りたい
- どんな備えをすればよいか知りたい
- 故障発生中、なんとか抜け出したい
よくあるトラブル 5選
JAFの調査によると2022年度の出動要請トップ3は次のような結果になりました。
2022年度 JAFロードサービス出動理由TOP3
JAF「よくあるロードサービス出動理由」 https://jaf.or.jp/common/about-road-service/frequency 2022年4月~2023年3月累計
- 1位「バッテリー上がり」40.55%
- 2位「タイヤ関連トラブル」19.37%
- 3位「落輪・落込」6.49%
バッテリー上がりとタイヤ関連トラブルだけで出動要請の半数を占めていることがわかります。
急なトラブルに見舞われることもありますが、必ず前兆があるものです。
前兆を感じ取って早めに対処できれば安心です。順に解説していきます。
よくある旧車のトラブル
- バッテリー上がり
- タイヤのパンク
- オルタネーターの発電不良
- エンスト
- ガス欠
①バッテリー上がり
バッテリー上がり
よくあるトラブルの1つめは「バッテリー上がり」です。
【前兆、症状】
- セルモーターに勢いがない エンジンのかかりが長い、または回転数が遅い
- 運転中、急にハンドルが重たくなる
- 電気系統の動きが悪くなる
- そもそもエンジンがかからない
【原因】
- 発電された電気がバッテリーに充電されない
【トラブルシューティング】
- ダメもとで4,5回エンジンをかけてみる→かかればバッテリー交換ができる整備工場に行く
- ブースターケーブルがあれば他の車に電気をわけてもらいエンジンをかける
- ブースターケーブルがなければロードサービスを利用してエンジンをかけてもらう
\ ↓ブースターケーブルがなくても大丈夫!↓ /
↑土屋圭市さんも推奨
【予防策】
- 3年を目安に交換する
- 週に1度小窓の色で状態を確認する
- 夜間の運転は消費電量が多く、寿命が短くなることを知っておく
- 量販店の「在庫なし」に備え型番から検索してネットで購入する
- DIYで交換する 手順さえ守れば意外と簡単
例 AC Delco LBN3(VWゴルフ2の場合)
ボンネットあけて点検するくらいならできるかも
DIYがめんどうな場合はネットで買って量販店で交換する方法もありますよ。
バッテリー交換を安くしたい方は、「【保存版】バッテリー交換を安くする方法」で解説していますので、よかったら参考にしてください。
予備バッテリーがあれば持ち込みで安く交換できますね。
②タイヤのパンク
タイヤのパンク
よくあるトラブルの2つめは「タイヤのパンク」です。
【前兆・症状】
- 車体が不安定
- ハンドルの切れが悪い
- ハンドルがとられる
【原因】
- 釘などの金属類を踏んでしまった
- サイドウォール1を傷つけてしまい空気が抜けている
サイドウォールが傷ついてもパンクするんですね。
縁石でこすってしまったり悪路では横に突き出た枝や竹で切れることもあります。
【トラブルシューティング】
\ ↓すべてのタイヤにパンク保証がついてます ↓ /
TIREHOODは「タイヤ購入」と「タイヤ交換予約」を一度にできるネットサービスです。購入後は予約した店舗にいくだけ。
タイヤの在庫確認はタイヤのサイズを把握しておくと便利です。
サイドウォールにある数字を確認するだけです。
例 185−60−144
【予防策】
- 月に1度、タイヤの溝にスリップサインが出てないか確かめる
- 週に1度、金属が刺さっていないか確かめる
- タイヤのサイズを画像で記録していつでも注文できるようにしておく
- 5年経過していれば買い替えを検討する
- 駆動輪2本だけでも効果あり
- パンク修理キットを1本トランクに入れておく
\ 自走で目的地に着きたい方の必需品 /
タイヤの溝は、簡単に確認できます。
③オルタネーター故障
発電不良
よくあるトラブルの3つめは「オルタネーターの発電不良」です。
【前兆・症状】
- バッテリー警告ランプ点灯
- 電子機器が不安定
- エンジンがかからない
- エンジンがかかってもすぐ止まる
【原因】
- 発電してないので、バッテリーに残った電気を消耗し続ける
- 結果としてバッテリーへのダメージが大きくなる
- 電気がなくなった時点で自走不可
【トラブルシューティング】
- バッテリー上がりより難易度高い
- 電気がなくなるとエンジンが点火しないので自走を諦める
- ロードサービスで整備工場に運ぶ
【予防策】
- 新品もしくはリビルト品5の取り寄せとなるので、最短で1週間の入院を予定しておく
- 10〜15万kmで交換した方がよい
- 発電量は整備工場でチェックできる。車検のついでに測ってもらい、オルタネーターの性能を把握しておく
④エンジンストップ
エンスト
よくあるトラブルの4つめは「エンジンストップ」です。
【前兆・症状】
- 燃料系が原因の場合アクセル一定にしても回転数のばらつきが激しい
- 点火系が原因の場合アイドリング音が大きく、アイドリングもばらつく
- エンジンが止まる
- キーを捻ってもセルモーターだけが回ってエンジンがかからない
【原因】
- スパークプラグに火花が散らない場合はプラグ、プラグコード、コイルのどこかで電気が通っていない
- フューエルポンプやフューエルデスビといった燃料を送り出す部品の故障により、エンジンに燃料が一定の圧力で供給されない
【トラブルシューティング】
- 燃料系の故障は出たり出なかったりするので、エンジンがかかればそのまま整備工場へ駆け込む
- 自走が無理な場合ロードサービスを使って整備工場へ行く
- 点火系、燃料系統を中心に検査、部品の交換をする
【予防策】
- 点火系の故障は部品の交換だけで解決することが多い
- 燃料系統の故障はで大元の原因が特定されない場合、高額な燃料ポンプを何度も交換することを知っておく6
- 走りに直接関係するため連続した故障になる前に一気に修理する
燃料ポンプ交換1回だけでも10万円コースって聞きますよね。
フューエルプレッシャーレギュレーターが原因とわかるまで
燃料ポンプを合計6回も交換した経験があります。
燃料系の原因は特定まで時間がかかるので不調に気づいたら迷わず専門ショップで修理しましょう。
⑤ガス欠
ガス欠
よくあるトラブルの5つめは「ガス欠」です。
【前兆・症状】
- 運転中エンジンが息苦しそうな状態になる
- 平坦な道でも車体がガタガタと震えその後エンジンが止まる
【原因】
- ガソリンタンクに燃料がなくなり、ガソリンを噴射できなくなってしまった
- 車体の傾きによってタンク内のフローターの位置が変わるため、旧車は特にあいまいな表示になりやすい。まだいけると思ったころにはガソリンがなくなっていることも。
【トラブルシューティング】
- GSに買いに行かない。
- 給油タンクがないと売ってくれないから。
- セルフスタンドだと給油タンクがあってもNG
- ロードサービスを依頼して10L補充してもらう
- 自動車保険に無料のサービスとしてついていることが多い)
自動車保険にロードサービスがついていれば、JAFを解約して保険代に充てたほうがお得です。
ロードサービスが充実している自動車保険が気になる方は、「【FPが提案】自動車保険を安くする方法」で解説していますのでよかったら読んでみてください。
【予防策】
- こまめに給油する
- 遠出など地方に旅行に出かけたときは要注意
- 運良く見つけたガソリンスタンドが休日で営業してないと焦るので早めの給油が必要
ガス欠ならこまめに給油するだけなので簡単ですね
まとめ:予備のパーツやトラブル回避グッズがあると自走不可を避けられる
いかがでしたか?今回は旧車によくある故障とトラブルシューティング、予防策について解説してきました。
旧車に限らずどんな車でも故障の可能性はあります。
ジャンプスターターのようなトラブル回避グッズを持っておけば自走負荷を回避できますし、どんな故障があるのか知っておくだけでもまさかの時に冷静に判断できます。
トラブルシューティングは自己解決からロードサービスまで選択肢が広いので状況に応じて使い分けてください。
\ ↓ブースターケーブルがなくても大丈夫!↓ /
↑JAFを呼ばなくても一発スタート
次回も旧車生活をより豊かにする情報をお届けします。
最後まで見ていただきありがとうざいました!
今日もすばらしい旧車らいふを!
- タイヤの側面のこと。タイヤメーカーの名前、サイズ、製造年がわかる ↩︎
- 理由:スペアタイヤは細いのでパワー不足
FFの場合は後ろに付けて、FRの場合は前の方にスペアタイヤをつける
FF…駆動輪が前輪 FR…駆動輪が後輪 ↩︎ - サイドウォールを強化したタイヤ。アウト/インの両側の強度を引き上げてある ↩︎
- タイヤの設地幅ー扁平率ーホイールの直径(インチ) ↩︎
- リビルト品とは、使用済み部品を分解・洗浄し、磨耗・劣化したパーツ(部位)を新品と交換、劣化していない部品は再利用して組み立てた部品。 ↩︎
- たかまるのゴルフ2は、フューエルプレッシャーレギュレーターの不良で燃料ポンプを5年で6回も交換することになりました。(当時の修理費用7万円☓6回分) ↩︎
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